研究課題/領域番号 |
16K01902
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 帝京短期大学 |
研究代表者 |
林 恵 帝京短期大学, 帝京短期大学, 教授 (60759380)
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研究分担者 |
岡本 拡子 高崎健康福祉大学, 人間発達学部, 教授 (80309442)
佐々木 由美子 足利短期大学, その他部局等, 准教授 (80742874)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 多文化保育 / 多文化共生 / 外国人保育者 / 移民の教育・保育 / 外国人集住地域 / 多文化コミュニティ / 保育システム / 発達保障 / 多文化理解 / インクルーシブ / 外国人児童 / 外国人保護者 / 社会環境 / 子育て支援 |
研究成果の概要 |
外国人の子どもの母語獲得と保持について、多文化保育研究会を通して保育者がその重要性を認識した。この研究会は、研究者と保育者が情報を共有する場となった。また、外国人保護者への質問紙調査により、保護者の日本での子育ての現状と課題を明らかにした。保育者養成課程では、質問紙から学生の多文化理解の現状を把握するとともに、多文化理解を促す授業実践を行った。 さらに、ドイツNRW州で現地調査を行い、就学前教育改革と多文化共生保育の実践について明らかにし、日本での多文化保育への示唆を得た。また日本の保育施設に勤務する外国人保育者の語りから、母国言語の習熟度と管理職の対応がキャリア形成過程に関連することを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は今後確実に増加する日本語を母語としない子どもたちとその保護者への支援について保育理論と実践を融合させることを目的としたものである。群馬県大泉町において多文化保育研究会を実施し、国際化が進む日本の保育現場で保育士、研究者、地域、行政、外国人保育者が多文化保育の実施に必要な知識や技能を検討し共有した。また、移民を多く受け入れているドイツの外国人の子どもの保育実践の方法についても明らかにし、今後の日本の多文化保育の方策に示唆を与えた。さらに外国人保育者が保育所等で活躍できる環境について明確にしたことは、今後保育現場に勤務する外国人保育者と管理職に大きな示唆を与えるものであると考える。
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