研究課題/領域番号 |
16K01906
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 立正大学 (2019) 科学警察研究所 (2016-2018) |
研究代表者 |
原田 豊 立正大学, 法学部, 教授 (10356206)
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研究分担者 |
齊藤 知範 科学警察研究所, 犯罪行動科学部, 主任研究官 (10392268)
冨尾 淳 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 講師 (10569510)
雨宮 護 筑波大学, システム情報系, 准教授 (60601383)
今井 修 東京大学, 空間情報科学研究センター, 客員研究員 (80401305)
山根 由子 科学警察研究所, 犯罪行動科学部, 研究員 (80721175)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 子どもの被害 / 前兆的事案 / 危険な出来事カルテ / QRコード / 危険なできごとカルテ / 非行・逸脱 / 予防犯罪学 / 被害防止 / 妥当性評価 |
研究成果の概要 |
年少者の連れ去りなどの重篤な被害の未然防止に資するため、それらの前兆的事案を系統的に調査・記録する手法を構築し、それを実現する調査用具を開発した。 先行研究で開発した「危険なできごとカルテ」および回答用地図のQRコード対応化、これらを現場のユーザ自身が作成・印刷できるしくみの構築、これらを用いた小学校での試験的調査の実施と結果の検討により、学校教育現場などで持続的に活用可能な、年少者の犯罪被害の前兆的事案調査のしくみが実現できる見通しが得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、子どもの犯罪被害の前兆的事案を客観的な形で調査・記録する手法を、現場に実装可能なツールとして提供することが、わが国で初めて可能になった。さらに、このツールの試験運用を学校教育の現場で実施し、その過程で得られた知見を踏まえてツールや運用手法の改良を行うという、本研究全体の基本方針であったサイクルを、複数回反復することができた。このことは、本研究での経験を、今後、実践現場との緊密な連携による「参加型アクションリサーチ」へと展開することに、大きく貢献するものである。
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