研究課題/領域番号 |
16K01919
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物分子化学
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研究機関 | 東北医科薬科大学 |
研究代表者 |
鵜飼 和代 東北医科薬科大学, 薬学部, 助教 (60433512)
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研究協力者 |
浪越 通夫
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ヒトデ / 自切 / 再生 |
研究成果の概要 |
ヒトデの腕の自切は、長い腕を持つヒトデに見られる生体防御機構で、腕の脱離までの時間により、外敵からの攻撃などに対する短時間での自切と、細菌感染や環境の悪化時における時間を要する自切に分類される。短時間での自切は時間を要する自切に比べてその後の腕の再生に時間を要する。 自切を誘起する化合物を用いて自切から腕の再生を観察したところ、自切断面が反口側の軟化した組織に覆われた後に摂餌を再開した。一時的に体重が減少した後に、体重が増加すると共に、放射神経が切断された部分に再生芽が形成され、腕の再生が観察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトデの腕の自切は非常に特徴的な現象である。その後に腕が再生した個体は自然環境下の観察でしばしば見られる。我々はマヒトデの自切誘起因子を同定しており、この化合物を用いて、自切から再生までの観察を行った。ここで、自切までの時間が短い場合は、腕の再生に時間を要し、自切までの時間が長い場合には再生の時間が短いことを明らかとした。 自切の段階で、再生にも関わると予想されるオートファジーを化合物を用いて阻害すると腕の再生に時間を要したが、オートファジーを活性化する化合物を用いた場合には、再生に影響が見られなかった。
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