研究課題/領域番号 |
16K01921
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物分子化学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
大崎 愛弓 日本大学, 文理学部, 教授 (50161360)
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研究分担者 |
福山 愛保 徳島文理大学, 薬学部, 教授 (70208990)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 天然蛍光物質 / 蛍光特性 / 全合成 / 植物成分 / 蛍光化合物 / 細胞導入 / 蛍光物質 / 蛍光イメージリング / 活性試験 / 天然蛍光成分 / 構造解析 / 薬用植物 / アルカロイド / 生物活性物質 |
研究成果の概要 |
本研究においては,主として国内産の薬用植物を中心として独自の植物エキスライブラリを構築し,それらに含有される蛍光成分のスクリーニングを行った。いくつかの植物エキスに対し蛍光スクリーニングを行ったところ,極めて強い蛍光を持つ成分を含む植物としてミカン科植物を選んだ。それらに含有される蛍光アルカロイドに着目し,詳細な分離と構造解析を行った。得られた蛍光成分については各種溶媒中における蛍光特性,さらに細胞内への蛍光導入実験を試みた。 一方,ブラジル産薬用植物Quassia amaraに含有される蛍光成分Amarastelline Aの全合成研究を行ったので報告を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
疾患部位の可視化(イメージリング)は,医学,再生医学において重要課題である。一方,分子生物学および生体外における蛍光物質を用いた診断薬の開発も重要な課題である。しかしながら,現在用いられている蛍光試薬は,その殆どが合成医薬であり,ある一定の母核構造の類縁体などで構成されており,その多様性には問題がある。生体への応用は,毒性や蛍光特性によって,制約があることが多く,今後の研究展開においては問題があった。より多様性があり,また低侵襲な薬剤開発には多くの骨格構造の多様性を持つ天然蛍光成分を調べることは非常に有意義なことであり,それらの情報は基礎的研究として社会的意義を持つ。
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