研究課題/領域番号 |
16K01926
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物分子化学
|
研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
福田 将虎 福岡大学, 理学部, 助教 (90526691)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | RNA編集 / ガイドRNA / 遺伝子制御技術 / 分子設計 / 機能性RNA / 遺伝子発現制御 / 遺伝子変異導入技術 / 遺伝子変異導入 / RNA変異導入 |
研究成果の概要 |
本研究は、RNA編集機構を利用した部位特異的RNA変異導入技術の開発を通して、細胞内タンパク質機能をRNAレベルで制御する新たな方法論を確立することを研究目標とした。これまでに、RNA編集酵素である二本鎖RNA特異的アデノシンデアミナーゼ(ADAR)の編集活性を目的部位に誘導し、標的部位に特異的なA-to-I RNA編集(アデノシンをイノシンに変換する)を導入可能なガイドRNA(編集ガイドRNA: AD-gRNA)を構築している。本研究では、従来型と同等の機能を有する短鎖型AD-gRNAの設計基盤の構築し、新たなRNA変異導入技術の基盤的方法論を開発した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、医療や創薬に応用することができる新しい遺伝子改変技術を開発することを目的とした。これまでに本研究では、AD-gRNAと呼ばれる特殊な分子を用いて、RNA(ゲノムDNA(生物の設計図)の一部が写し取られた情報分子)を書き換えることで、一時的に生物の遺伝情報を書き換える技術、すなわちRNA編集技術を開発している。本課題では、従来のRNA編集技術をさらに高性能なものにするため、より短鎖(小さい)で機能する新たなAD-gRNAを開発した。得られた短鎖型AD-gRNAは、新しい疾患治療薬としての応用が期待できる。
|