研究課題/領域番号 |
16K01929
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物分子化学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
三谷 恭雄 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究グループ長 (10358103)
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研究分担者 |
小島 直 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (30356985)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 生物発光 / ルシフェリン / ルシフェラーゼ / 発光ゴカイ / 発光生物 / ゴカイ |
研究成果の概要 |
我々は、これまでに富山湾に生息する発光ゴカイについてそのルシフェラーゼ遺伝子を同定し、これまでにない新規なものであることを明らかにしていた。本研究では、そのルシフェラーゼの生産効率を高めるとともに、新規構造を持つルシフェリンについて質量分析により部分的な構造を特定した。得られた構造に基づき有機化学合成を行なったが、発光活性の確認には至らなかった。さらに側鎖等の検討を行う必要があると考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で取り扱う発光ゴカイの発光分子機構は、これまでに類を見ないものであり、発光生物の多様性を解明する上で、重要な知見である。米国西海岸やカリブ海にも本種の近縁種が生息するがその発光分子実態は不明であり、本研究を機に地理的に隔絶された種間での発光機構比較への道が拓けた。また、ルシフェリンの構造が決定でき、かつ、有機化学合成が可能となれば、新たな発光プローブとしての活用が可能になり、応用研究の幅が広がる。
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