研究課題/領域番号 |
16K01935
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ケミカルバイオロジー
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
山田 久嗣 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(生物資源産業学域), 講師 (80512764)
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研究分担者 |
近藤 輝幸 京都大学, 工学研究科, 教授 (20211914)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 生体適合性ポリマープローブ / DDS / 生体イメージング / 分子プローブ / 放射線増感 / 磁気共鳴イメージング / 双性イオン型ポリマー / 薬物送達 / 分子イメージング / 生体適合性ポリマー / 生体材料 / 可視化 / 画像 / 薬剤反応性 / 高分子合成 |
研究成果の概要 |
本研究では、新しい腫瘍 DDS イメージング材料の有望な候補として、高い腫瘍集積性と腫瘍選択性を示すホスホリルコリンポリマー(PMPC)に着目し、以下の知見を得た。PMPCのホスホリルコリン構造を劇的に変更した双性イオンポリマー(PMCB, PMSB)プローブのマウス体内動態と腫瘍選択性は、細胞膜脂質の末端構造であるホスホリルコリン部位に特徴的な機能ではなく、側鎖のカチオン-アニオン対の組み合わせ・種類に大きく依存することを明らかにした。さらに、放射線増感機能を有する双性イオンポリマープローブを開発し、腫瘍への高い集積性と高い放射線増感効果を同時に達成することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
DDSに利用されるポリマーのほとんどは非イオン性のPEGを基盤としており、生体適合性に優れた双性イオンポリマーの腫瘍集積能に及ぼす因子については未解明であった。本研究から、双性イオンポリマーのマウス体内動態と腫瘍選択性は、細胞膜脂質の末端構造に特徴的な機能ではなく、側鎖の双性イオン対の組み合わせ・種類に大きく依存することが明らかとなった。これにより、腫瘍選択性および腫瘍集積性に優れた双性イオンポリマーを基軸としたDDSイメージング材料を開発する上で重要な分子設計指針が得られた。この知見が、腫瘍の診断と治療を同時に達成する腫瘍DDSイメージングの新材料の開発に繋がると期待される。
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