研究課題/領域番号 |
16K01962
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳計測科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
山根 ゆか子 大阪大学, 生命機能研究科, 特別研究員(RPD) (70565043)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 視覚 / 物体認知 / 眼球運動 / 神経活動 / eye movement / object recognition / saccade / 自由視課題 / 視覚情報処理 / 高次視覚野 / フリービューリング / 自由視 / サル / 物体認識 / サッケード / 自由眼球運動 / 1次視覚野 / 下側頭葉皮質 |
研究成果の概要 |
目前に広がる景観の中でその中にある物体を認識するとき、我々は適切に眼球を動かすという能動的な行為により、特に重要な情報を選択的に得る。ところが、物体認識の情報処理における眼球運動の影響を深く掘り下げて研究した例はほとんどない。「目で見てそれが何であるか分かる」ことの本質に迫るには、眼球運動を許容した条件で視覚性物体認識に関わる脳部位がどのような活動をしてるのかを明らかにしなくてはならない。そのため、自由視中のサルの第一次および二次視覚野(V1・V2) と下側頭葉皮質(IT)の複数の神経活動を同時に記録し解析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
得られた成果は、今まで主に論じられてきた視覚刺激と視覚性神経活動の対応という静的な関係から、運動ー視覚情報処理のダイナミクスへと視覚情報処理についての理解を拡張する基礎となり、より高度な次元で脳の働きを理解することにつながる。さらに、覚醒サルの複数領域から同時に複数の細胞外活動およびLFP を皮質層ごとに記録した例はそれほど多くない。本研究で得られたデータは貴重であり、例えば、神経回路の理論的研究において新しいモデル構築に有用な基礎データとなる。
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