研究課題/領域番号 |
16K01963
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳計測科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
緒方 勝也 九州大学, 医学研究院, 講師 (50380613)
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研究協力者 |
中薗 寿人
飛松 省三
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 経頭蓋磁気刺激 / 運動誘発電位 / 脳波 / オシレーション / 周波数分析 / 開閉眼 / 時間周波数分析 / 実時間解析 / 脳神経 |
研究成果の概要 |
経頭蓋磁気刺激で一次運動野を刺激した際に誘発される運動誘発電位(MEP)は運動野興奮性の代表的な指標だが、その振幅は刺激毎に大きく変動する。運動野興奮性の神経基盤解明のため脳波-MEPの関連を評価した。脳波を記録しながら一次運動野に経頭蓋磁気刺激を繰り返し、刺激直前の脳波と運動誘発電位の関係を評価した。 脳波α-β帯域の振幅の変動に伴いMEP振幅が変動することが示された。すなわちα-β帯域振幅が高い時MEP振幅が高くなることが示された。またこの関係は開眼状態では得られたものの、閉眼状態では関係が不明瞭となった。状態依存的に脳波-MEPの関連が変化することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一次運動野に対する経頭蓋磁気刺激で得られる運動誘発電位(MEP)は刺激毎に大きく振幅が変動する。MEP振幅は広く一次運動野興奮性の指標として用いられるが、その変動により評価の感度が下がるため、MEP振幅変動またその主な要因と考えられる一次運動野興奮性変動の神経基盤解明はMEP計測全般に重要性がある。また安静時の皮質興奮性変動の機序は近年MRI研究などでも注目を集めており、本研究も安静時の皮質興奮性変動の神経基盤の解明に寄与するものと考えられる。今回得られた結果により脳波の周波数特異的なMEP振幅への影響が明らかとなり、更にこれまで注目されて来なかった開閉眼での効果が明らかとなった。
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