研究課題/領域番号 |
16K01971
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
田代 亜紀子 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 准教授 (50443148)
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研究分担者 |
竹内 泰 東北工業大学, 工学部, 教授 (30553862)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 文化遺産 / 港市 / インドネシア / パダン / 町並み / 町並み保存 / 復興 / 歴史的建造物 / 経年調査 / インタビュー調査 / 研究会開催 / 招へい |
研究成果の概要 |
本研究では、2009年のパダン沖地震で被災したインドネシア・西スマトラ州パダンにおける歴史的文化遺産復興にむけた継続的研究の更なる展開として、インドネシアにおける「文化遺産地区(Kawasan Cagar Budaya)」保存と地域社会の関係について考察した。これまで調査対象としてきたパダンにおける45軒に対するインタビュー調査を継続すると同時に、2年連続で現地ブンハッタ大学と共同で町並みワークショップを開催した。また、ジャカルタ首都特別州によって観光整備がすすめられているコタ地区に対する調査も実施し、「文化遺産地区」の比較研究もおこなった。研究成果は、2つの国際会議で発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
蘭領東インド時代に建設された港は、特にインド洋側の港は、港としての現在の機能は新しい港に移り、歴史地区との繋がりはなくなっている。港市の中でも、文化遺産地区といわれる歴史地区は、陸路の物流や政治の中心地としての機能を維持しつつ、近年の自然災害の頻発により、徐々に観光地区としての機能を増やし、住居としてはより内陸に移動する傾向にある。研究期間中もインドネシア国内で相次ぐ地震・噴火・津波などの自然被害により、住民の災害に対する危機感は高まっているが、同時に州、市政府による観光開発に力を入れられる結果となっている。
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