研究課題/領域番号 |
16K01974
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
福島 康博 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 研究員 (20598908)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 東南アジア / イスラーム / 地域研究 |
研究成果の概要 |
本研究課題は「イスラームに基づく商品・サービスの規格化と地域・産業間比較研究:東南アジアの例」と題し、イスラーム金融、ハラール食品、ホテル、ムスリム・フレンドリー・ツーリズムの四つの産業に焦点を当てて、マレーシア、インドネシア、シンガポール、フィリピンの島嶼部東南アジア四カ国にて、聞き取り調査や文献調査、統計分析等を行った。この調査分析を通じて、これらの商品・サービスに適応されているイスラームの規格化を明らかにするのとともに、各国のイスラーム的知のあり方、イスラームに基づく産業の興隆、イスラーム団体の各国内での位置づけや政府・中央銀行等の役割を解明することが、本研究課題の目的である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
イスラームに基づく商品・サービスを提供する産業において、イスラームがどのように規格化され、生産・消費に影響を与えているかを明らかにすることを目的とする本研究課題においては、東南アジア諸国を研究対象とし相互比較を行うことで、商品・サービスの特質と各産業への広がりを明らかにした。 本研究課題は、産業分析という経済学や経営学の領域での議論ではなく、経済分野における宗教的価値観の影響、各国におけるイスラームの実践、そしてその地域間比較を行う地域研究の側面も併せもつ。そのため本研究課題を通じて得られた知見は、地域、イスラーム、経済・経営といった各学問領域に対して、学際的な貢献を行えるものである。
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