研究課題/領域番号 |
16K01977
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
内田 綾子 名古屋大学, 人文学研究科, 教授 (20283468)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | アメリカ / 先住民 / 冷戦期 / 西部 / 開発 / 冷戦 / 地下資源開発 / 土地開発 / 環境 / 地域研究 / 現代史 |
研究成果の概要 |
本研究は、冷戦期に米国西部で行われた土地・資源開発が地元の先住民部族にどのような影響をもたらしたのかについて考察した。とくに第二世界大戦後の連邦先住民政策とワシントン州・ネバダ州の核関連施設やアリゾナ州のウラン・石炭採掘の発展との関係を調べた。また、地元の先住民部族や環境団体の反応をアーカイヴ史料やオーラル・ヒストリー、新聞・雑誌等の記事から探った。以上から、冷戦期のアメリカ西部の開発は連邦先住民政策とともに地元の先住民の暮らしに大きな影響を与えたことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
米国の先住民史において、冷戦期の政治・経済・社会的背景と先住民政策がどのように関わっていたのか、という観点からの研究は、従来、国内外において限られていた。この時期に西部の土地開発が冷戦体制のもとに発展し、それによって地元の先住民部族が大きな影響を受けたことはこれまで十分に考察されてこなかったと言える。そのため、本研究はアメリカ国内の先住民政策と先住民の動きを通じて、冷戦期のアメリカ史をとらえ直すことを試みた。
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