研究課題/領域番号 |
16K01982
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 総合地球環境学研究所 (2018-2019) 京都大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
塩寺 さとみ 総合地球環境学研究所, 研究部, 研究員 (60621117)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 環境要因 / 自然環境影響評価 / 人為的攪乱 / 生態系機能 / 生態系サービス / 生物多様性 / 泥炭火災 / 熱帯泥炭湿地林 / 熱帯ヒース林 / 人為的撹乱 / 生物資源 / 土地利用変化 |
研究成果の概要 |
本研究では,開発の影響による森林破壊が著しい東南アジアの泥炭地において,環境の変化が植物の多様性や森林機能に与える影響を明らかにすることを目的として、未攪乱の泥炭湿地林および焼け跡湿原で調査を行った.さらに,これらの変化が地域住民に与える影響を明らかにするために,泥炭地周辺村落において生業や非木材林産物の利用等に関する調査を行った.これらの調査により,泥炭地の生態的特性や攪乱による変化,そしてそこから派生する生態系サービスが地域住民に与える影響について検討した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により,これまであまり扱われてこなかった熱帯泥炭湿地林の森林生態系の維持機構だけではなく,泥炭火災の被害を受けた泥炭地についてもその一端が明らかとなった.また,このような森林の劣化や減少が,生態系サービスや政策を通して地域社会に与える影響への理解が深まった.これらの成果は,現在,急激に減少しつつある泥炭湿地林の保全だけではなく,荒廃泥炭地の回復への一助となると考えられる.
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