研究課題/領域番号 |
16K01999
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
大和田 俊之 慶應義塾大学, 法学部(日吉), 教授 (20365539)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ジョン・ケージ / ハリー・スミス / ジョナス・メカス / 鈴木大拙 / アレン・ギンズバーグ / アフロ・アジア / 村上春樹 / ヒップホップ / ポピュラー音楽 / ナロパ大学 / YMO / ジャズ / ニューヨーク / サイケデリック / 芸術諸学 / 英米文学 / 仏教学 |
研究成果の概要 |
1950年代から70年代にかけての音楽(ジャズ、実験音楽など)、前衛映画、パフォーマンスアートなどを横断するアメリカ文化における東洋思想や日本文化の影響などについて研究を進め、国際学会4回を含む学会発表を6回行い、書籍化を念頭に置いた学術論文の連載を筑摩書房のウェブサイトにて続けている。また共著を含む関連書を4冊刊行した。さらに1974年にチベット仏教思想に基づいて設立されたコロラド州デンバーのナロパ大学を訪れ、当地で資料収集を行うと同時に、ジョン・ケージやアレン・ギンズバーグなどの文化人がプログラム運営に関わる経緯などについて学長にインタビューを試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、アメリカ国内におけるアジア系の人口が増加していることもあり(増加率でいうと、ヒスパニックを抜いて現在一位である)、さまざまな文化的領域においてアジア系の活躍が以前に比べて目立っている。2018年の映画「クレイジー・リッチ」の流行や、KPOPグループ、BTSなどのアメリカでの活躍はその一端である。こうした時代背景のもと、20世紀半ばのアメリカ文化における東洋思想(その最も重要な人物は日本人、鈴木大拙であった)や日本文化の影響を解明することは、両国の文化交流の歴史を振り返り、再構成する意味でも非常に意義があることだと考える。
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