研究課題/領域番号 |
16K02007
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
岡本 郁子 東洋大学, 国際学部, 教授 (00450487)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | マイクロファイナンス / ミャンマー / 農村金融 / 経済政策 / 経済事情 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、2011年以降、経済改革を進めるミャンマーでのマイクロファイナンスの位置づけを明らかにし、貧困削減効果の有無と制度設計上の問題点を解明することであった。マイクロファイナンスの拡大は、ミャンマーの都市部及び農村部の一定の経済階層の信用制約を緩和している。しかしながら、地域的、対象世帯の偏りが存在するとともに、融資・返済パターンなどの制度設計が必ずしも世帯の経済活動の実情に適合していないなどの問題も抱えていることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ミャンマーではマイクロファイナンスが本格的に始動しはじめてからまだ日が浅く、急激な拡大の一方でその実態は十分明らかとなってきていなかった。特に世帯レベルでの影響や金融行動の変化に焦点をあてた研究はきわめて少ない。その意味で、本研究は限定された事例をベースにしたものではあるが、今後のミャンマー金融市場の研究の進展に寄与しうると考える。また、政策としてマイクロファイナンス・プログラムの量的拡大に焦点があてられてきた傾向があるが、ミャンマー経済の近年の変化に適合した質的な改善の必要性も浮き彫りにしたと考えられる。
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