研究課題/領域番号 |
16K02008
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 日本女子大学 |
研究代表者 |
臼杵 陽 日本女子大学, 文学部, 教授 (40203525)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 地域研究 / 日本・中東関係 / 少数派 / バハーイー教 / 万教帰一 / 西アジア / 中央アジア / 日本 / 帰一思想 / 成瀬仁蔵 / トマス・チェイン |
研究成果の概要 |
本研究では中東の宗教的少数派バハーイー教とその日本との関係を、万教帰一運動をキーワードにして分析した。具体的には、日本女子大学校の創設者成瀬仁蔵と東京帝国大学宗教学教授姉崎正治の活動に代表される日本の万教帰一運動に注目した。成瀬は帰一協会の代表として第一次大戦前にバハーイー教教主アブドル・バハーとロンドンで面会して、日本でも同教団との関係を維持しており、また作家・徳冨蘆花も英委任統治下パレスチナのハイファで面談した記録を残している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、すべての宗教は一つに帰するという信念をもった万教帰一運動を、第一次世界大戦前の時期に焦点を当てて成瀬仁蔵やアブドル・バハーといった具体的事例をもって明らかにしたところに学術的な意義がある。第二次グローバル化の時代といわれる21世紀の現在、民族・宗教の間の相互不信がテロなどの暴力行為を通して高まっており、そのような相互不信を乗り越えるための具体的な事例を取り上げて、第一次グローバル化の時代といわれた19世紀末から第一次世界大戦までの時期に焦点を当てて、その意義を改めて検討したものである。
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