研究課題/領域番号 |
16K02009
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
吉村 真子 法政大学, 社会学部, 教授 (80247113)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | マレーシア / ジェンダー / 市民社会 / 格差 / 分断 / エスニシティ / NGOs / NGOs / 地域研究 / 東南アジア |
研究成果の概要 |
本研究課題は、マレーシアにおける市民社会とジェンダーについて、とくにマレーシア社会の分断(セグメンテーション)や格差を経済・社会的な面から分析した上で、分断、格差、エスニック問題におけるジェンダーの問題に対して市民社会がどう関与してきたか、分析を行った。 助成期間の4年間で、①全体の分析枠組みの構築、②現地調査準備と資料の収集、③マレーシアのジェンダーNGOs/CSOsに対するヒアリング調査と連携、④マレーシアの研究者(ジェンダー研究、政策・移住労働研究など)との議論と連携、⑤マレーシアの官庁でのヒアリングおよび資料収集、⑥マレーシアの大学など、海外での国際セミナーでの論文報告などを行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、マレーシアの経済的・社会的な分断や格差について、ジェンダーの視点から分析したことが学術的な特色となっている。とくに市民社会の役割は、権威主義的な政府への対抗勢力や野党の政治力の延長上に捉えられることが多かったが、ジェンダー問題においてはNCWOを初めとして大きな役割を果たしてきたことを具体的なケース分析から明らかにした。また現地での研究者やNGOs関係者との議論、官庁の政策立案者のヒアリング調査などからも、ジェンダー政策への問題提起と提言も示した。
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