研究課題/領域番号 |
16K02010
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
今泉 裕美子 法政大学, 国際文化学部, 教授 (30266275)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 南洋群島 / ミクロネシア / 引揚げ / 南洋群島協会 / 南洋群島帰還者会 / 南興会 / 慰霊と交流 / チャモロとカロリニアン / 南洋庁 / 南洋興発株式会社 / チャモロ / カロリニアン / 帰還者組織 / 引揚げ者 / 信託統治 |
研究成果の概要 |
日本統治下南洋群島(グアム島を除く赤道以北のミクロネシア地域)から日本(復帰前の沖縄も含む)に帰還した民間人について、本土と沖縄で最も規模が大きく、長期的に活動してきた南洋群島協会(本土)、南洋群島帰還者会(沖縄)を中心に、南洋群島帰還者団体に関する基本情報を収集し、組織活動に参加していない帰還者へも目配りしながら、帰還者の生活再建、慰霊、交流の歴史と現状を明らかにした。ミクロネシアでもミクロネシアの人々と帰還者の交流の記録化が行われていないため、ミクロネシアの研究者の意見を取り入れながら共同研究体制を準備し、本研究後も継続して研究に取り組むこととなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題に関する先行研究が殆どないなかで、①基本情報の所在を確認し収集と整理、②当事者・親族からの聞き取り、に基づく③南洋群島協会(本土)、南洋群島帰還者会(沖縄)を中心に、南興会のような職場単位、あるいは各地域に組織された小規模組織の所在を調査し、活動概要を通時的に把握、②南洋群島帰還者組織の活動を戦後日本のミクロネシア外交や日本の引揚者政策のなかで、戦後の日本史、地域史を南洋群島帰還者の存在を含めて描く意義を提示、③ミクロネシアの研究者と共同研究体制を作り、本課題を継続、発展させる準備、⑤沖縄の南洋群島帰還者会の活動縮小と再編を組織内外から取材し、次世代への活動継承の意義や方法を考察。
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