研究課題/領域番号 |
16K02022
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
|
研究機関 | 大阪工業大学 |
研究代表者 |
川田 進 大阪工業大学, 工学部, 教授 (10288756)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 宗教NGO / チベット問題 / イスラーム紛争 / 宗教政策 / 現代中国 / 民族政策 / 宗教NGO / 中国共産党 / チベット仏教 / イスラーム / 民族紛争 / ラルン五明仏学院 / ヤチェン修行地 / モスク(マスジド) / 東チベット / 政教関係 / 旅行人ノート / 東南アジア / 宗教の社会貢献 / 公共宗教 / 統一戦線活動 / 宗教事務条例 / ラルンガル / 宗教事務管理 / 宗教と和諧政策 / 新疆ウイグル自治区 / チベット |
研究成果の概要 |
中国の宗教NGOは主に政府が主導するものであるため、外国人研究者がNGOに接触することは困難であることがわかった。そこで、民間の宗教NGOであるヤチェン修行地を訪問し、修行地の活動を報告できたことは大きな成果である。とりわけ高僧アソンを中心とした社会貢献活動は、今後の中国宗教NGOの動向を分析する上で重要な役割を果たしている。その他、タイやベトナムのイスラムNGOが実施している社会慈善活動を観察し、中国の活動と比較した結果、中国の宗教政策がNGOの活動を阻害していることが判明した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中国や台湾の宗教NGOを訪問し、関係者からNGOの役割や活動内容について聞き取りを行ったが、調査が短期間であることや中国の政治情勢という壁に阻まれ、成果は予想を下回った。しかし、社会参加の宗教論を考える上で、タイやミャンマーの仏教寺院や高僧の活動を観察できたことは大きな成果である。2020年に台湾で宗教NGOの調査を複数回行う予定であったが、コロナ禍により実施できなかった。
|