研究課題/領域番号 |
16K02031
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
金井 郁 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 准教授 (70511442)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ジェンダー / 生命保険 / 営業職 / 顧客 / 接客サービス労働 / 生命保険営業職 / サービス労働 / 自営的雇用 / 歩合給 / 生活 / 3極関係 / サービス業 / 労使関係 / 非典型雇用 |
研究成果の概要 |
サービス産業における雇用の非典型化とジェンダー化の実相を明らかにし、製造業を中心に蓄積されてきた雇用関係、雇用システムの理論枠組みの検討を行った。特に顧客との人格的接触を通じてしかサービスを顧客に引き渡すことが出来ないサービス労働に着目した。サービス労働においては、労働者のジェンダーを戦略的にマネジメントに取り入れ、ビジネスを展開し、大いにジェンダーダイナミックスを利用している。この結果、労働者・顧客においてもジェンダーによる認識がよりはっきり現れ、ジェンダー秩序が維持・強化される。サービス労働の特性から非典型化も促されているが、その雇用関係はアクター間の働きかけによって変化しうる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、労使関係という労働者と使用者の交渉により説明されてきた雇用のあり方や労働者の労働条件について、顧客というアクターを入れた上で、その管理者、労働者、顧客の3極のジェンダーによって働く場の権力関係がいかに変化しうるのか、それによって労働者のストレス、労働時間、労働密度、付加的な仕事がどのようにあらわれるのかを明らかにした。これらのアクター間の関係や取組みがその雇用のあり方を決定する一方、ジェンダー化を促す要因にもなっている。
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