研究課題/領域番号 |
16K02033
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 龍谷大学 (2018-2022) 大阪府立大学 (2017) 京都大学 (2016) |
研究代表者 |
牧野 雅子 龍谷大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (70638816)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 性犯罪 / 性暴力 / 痴漢 / 犯罪統計 / 迷惑防止条例 / 刑法改正 / 被害者 / 防犯 / ジェンダー / 女性専用車両 / 法社会学 / 警察 |
研究成果の概要 |
日本における性暴力をめぐる法や政策の歴史を、社会的背景や影響を含めて整理した。身近な性暴力であるにもかかわらず、「性犯罪」として扱われることの少ない、いわゆる痴漢行為について、鉄道警察隊の事案取扱状況や相談受理件数等から、被害の状況・変動をデータ化するとともに、被害防止対策の問題点を指摘した。また、痴漢行為がメディアでどのように扱われてきたのか時代を追って整理し、性暴力を許容している社会の問題を指摘した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
性暴力をめぐる法や政策の歴史を、社会的背景や影響を含めて整理したことで、法や被害防止対策の問題点が明らかになり、改善策の議論に貢献できた。身近な性暴力である痴漢被害については、各種データを整理して、被害の状況・変動をまとめたことにより性暴力の実態が把握でき、今後の防止対策に寄与した。また、メディアが性暴力をいかに扱ってきたかを整理したことにより、メディアの性暴力報道の問題点やメディアが果たすべき役割について問題提起できた。
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