研究課題/領域番号 |
16K02044
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 宮城学院女子大学 |
研究代表者 |
天童 睦子 宮城学院女子大学, 一般教育部, 教授 (50367744)
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研究分担者 |
上野 富美枝 (浅野富美枝) 宮城学院女子大学, 付置研究所, 研究員 (50326732)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 女性学 / 災害 / キャリア形成 / エンパワーメント / 知識伝達 / 広域避難 / 支援/被支援の相互作用 / 交流会活動 / ジェンダー / 女性と災害 / 被災地 / フェミニスト・リサーチ / 支援と協働 / キャリア |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、震災後における女性の人生キャリア意識の形成過程を、ジェンダー視点から分析し、その検討のもとに「ジェンダーと知識伝達」理論の構築可能性を探究することにある。震災で甚大な被害を受けた宮城県を主な調査地として、若年層女性を対象にフェミニスト・リサーチを応用した聞き取り調査を行い、女性のキャリア形成を人生の進路選択という幅広い視点から分析した。また、その視点と手法を幅広い年代の女性に広げ、東北から他地域へ広域避難した女性、とりわけ福島からの移動と帰還にも目配りをして調査を行った。これらの実証的検討を通して、日本のジェンダー構造とその変革にかかわる知識伝達の課題を見出すことに取り組んだ。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
相次ぐ大規模災害のなかで「災害と女性」研究分野では、女性への暴力、被災地の女性支援、復興や都市計画における女性の視点などの知見が蓄積されてきた。「災害と教育」分野では子ども・生徒を対象に、青少年の心理的ストレスや学業、進路選択に関する調査分析がある。とはいえ女性・ジェンダー視点からの検討は十分とはいえない。 本研究はライフ・キャリアの視点をふまえて、女性たちが震災後の人生キャリアをどう創り、いかに葛藤を乗り越えているかをフェミニスト・リサーチの手法によって明らかにし、女性たちの声から浮かび上がる困難と希望を実証的に検討する。そしてエンパワーメントへとつなぐ「ジェンダーと知識伝達」理論を構築する。
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