研究課題/領域番号 |
16K02045
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
|
研究機関 | 東京国際大学 |
研究代表者 |
石黒 久仁子 東京国際大学, 国際戦略研究所, 准教授 (90573915)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | ジェンダー / キャリア形成 / 雇用 / 国際比較 / 北欧 / ライフヒストリー・アプローチ / 事例研究 / ジェンダーとマネジメント / 女性のキャリア / 国際比較研究 / ジェンダー施策 / ヨーロッパ / ライフ・ヒストリー・アプローチ / 女性政策 / 労働市場政策 / 人事管理制度 / スウェーデン / デンマーク / キャリア / ジェンダー政策 |
研究成果の概要 |
本研究はビジネスの分野における女性の活躍を推進する要因を見出すため、これまでの筆者の研究及びスウェーデンとデンマークを中心としたヨーロッパ諸国の事例を日本の状況と比較し、1)政府の施策2)企業のマネジメント3)家庭における家事・育児の役割分担から分析・考察した。研究では既に蓄積されているデータに加え、スウェーデン、英仏蘭で企業・組織の施策と個人へのライフヒストリーを用いた聞き取り調査を実施した。1960年代から始まる労働力確保の経済的背景がこれら各国の各分野でのェンダー平等を推進し、同時に社会における文化と学校・家庭での教育と結びつき、女性のキャリア形成と活躍の実現に結びついている。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スウェーデン・デンマークなどの北欧諸国については、政策・福祉制度などの点からの研究は多くの蓄積があるものの、企業マネジメントや女性のキャリア形成に関する事例研究はまだ少ない。更に実際にマネジメント層で活躍する女性達の証言を聞き分析したデータは非常に限られている。本研究から得たデータを日本の事例と比較することにより、ジェンダー・雇用・キャリア形成の研究分野に新たな実証的知見を加えることができた。学術的意義に加え、今後日本のジェンダー・雇用・福祉などの施策立案と実施に資する研究となることを期待すると共に、これからキャリアを形成する若い人々の方向性に何らかの参考となる研究となることを期待する。
|