研究課題/領域番号 |
16K02053
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
|
研究機関 | 椙山女学園大学 |
研究代表者 |
小倉 祥子 椙山女学園大学, 人間関係学部, 教授 (60383189)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | ジェンダー / 女性の就業 / 地域差 / 生活全般の満足度 / 職業観 / 地域 / 女性雇用者 / 満足度 / 性別役割分業意識 / 女性 / キャリア / キャリア形成 / 経済的自立 / ノンエリート女性 |
研究成果の概要 |
女性のキャリアというと、高度な専門職で働く女性や管理職へと昇進する女性に焦点があてられがちである。しかし本研究では、それ以外の多くの雇用されて働く女性に注目し、同一企業・同一産業で働く一般職の女性の生活全般の満足度や、キャリア形成に地域差があるのかを明らかにする研究を行った。 その結果、女性の就業率が高い地域では、そうでない地域と比較して女性の職業キャリアの形成について特徴があることを明らかにした。一方で、就業率の低い地域であっても女性が持っているジェンダー意識は高く、仕事や生活全般の満足度をあげるためにも、企業内の人間関係が良好、ジェンダー格差を解消する必要が必須であることを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
女性の就業率には地域があり、都道府県別のデータからは女性の固定的な性別役割分業意識が低い地域ほど就業率が高いといった相関が指摘されている。本研究では、就業率の異なる2地域で調査を実施した。その結果、女性の就業率の低い地域で働く女性からは、企業内のジェンダー格差や地域における専業主婦を当たり前とする社会の在り方への不満が明らかにされた。一方で就業率の高い地域では、女性が働くことと家事育児との二重負担に苦悩している様子が明らかになった。 これらの結果から、女性が就業することで生活満足を得るために、ジェンダー平等社会の構築へ地域ごとの課題を明らかにし、解消することの必要性を訴えることが出来た。
|