研究課題/領域番号 |
16K02055
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 京都外国語大学 |
研究代表者 |
石丸 久美子 京都外国語大学, 外国語学部, 准教授 (90586801)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 言説分析 / 育児 / 日本 / フランス / 比較 / 子育て / 日仏育児雑誌 / 妊娠・出産・育児 / 言説 / 子育て観 / ジェンダー観 / 比較文化 / 日仏マタニティ・育児雑誌 / 日仏比較 |
研究成果の概要 |
本研究では、日本とフランスの育児雑誌記事の内容構成、妊娠・出産・育児に関する言説を分析し、そこに映し出される子育て観を調査した。その結果、日本とフランス、それぞれに特徴的なステレオタイプ的言説が見られ、育児に関する各国での価値観や社会通念が考察できた。両国の雑誌ともそれぞれの良さはあるが、フランスの雑誌が母親主体の内容で構成されていること、育児を容易に合理的に行おう、負担を軽くしようと考える育児観から日本も大いに学ぶところはあるとの結論に達した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果や学術的、社会的意義としては、自文化と他文化、それを映し出す言説を比較文化的観点から観察することで、自国における育児観や考え方をあらためて客観視し、問題点や改善点を見つけられた。メディア言説は社会の映し鏡であり、社会自体が今回調査したような言説を生み出す環境を提供しているとも言える。しかし逆に、このような言説が変化していくことが社会の固定観念を変えるきっかけにもなり、ひいては日本の少子化問題への解決策の糸口になると考えられる。
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