研究課題/領域番号 |
16K02059
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 大阪経済法科大学 |
研究代表者 |
池川 玲子 大阪経済法科大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (50751012)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ジェンダー / スポーツ / 女子教育 / 芸能 / チアリーディング / バトントワリング / 甲子園 / 野球 / 共学 / 応援 / 女子許育 / 体育 / メディア |
研究成果の概要 |
高校硬式野球部男子の夏の全国大会である甲子園は、国民的なイベントであり、そこには様々なジェンダー的事例が集積している。「甲子園」においてさまざまな役割を担ってきた女子生徒に関する歴史をジェンダー視点から研究した。具体的には、時代や地域ごとの事例収集を行い、女子応援団員、女子マネージャー、セレモニー要員(開会式のプラカード・ガールやコーラス・ガールなど)の生成発展の様相を明らかにした。さらに、各事例についての検討を行い、戦後の中等教育現場で駆動してきた、女子を周縁化するメカニズムの一端を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、「甲子園」大会の歴史を通じて、若年層でジェンダー秩序が再生産されるメカニズムを明らかにしたことにある。「甲子園」の持つ(1)教育事業としての規範性の強さ(2)メディア・イベントとしての巨大さ(3)創設以来100年余りという期間の長さという性格ゆえに、本研究の成果は単なるケース・スタディに留まらず、そのメカニズムを無効化するための具体的な方策へと発展していく可能性を秘めている。
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