研究課題/領域番号 |
16K02098
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
観光学
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研究機関 | 長崎国際大学 |
研究代表者 |
三浦 知子 長崎国際大学, 人間社会学部, 准教授 (30552690)
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研究分担者 |
古賀 学 松蔭大学, 公私立大学の部局等, 教授 (00511817)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 産直提携 / グリーン・ツーリズム / 都市農村交流 / 都市農村協働 / 連帯経済 / グリーンツーリズム / 地域振興 / 食文化 / 農山村 / 国土保全 |
研究成果の概要 |
本研究は、①産直提携交流、②ふるさと食品、③グリーン・ツーリズム発展過程と地域、農業政策、④生産者・消費者の対等な連携交流の4つの段階に着目し、複数地域での比較研究によって各段階の特徴について検討した。研究対象地の各々の発展過程は時代背景や地理的条件等の違いにより完全に一致しない。しかし、開始時期の農村の生産物のみの販売に生活文化が加味され、さらに地域の歴史文化が加味されるという共通項が見いだされた。また、交流活動や両者の価値観の共有が、こうした変化を生み出すと考えられ、都市農村協働に至る要素や過程であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、食と農をつなぐ都市農村協働プロセスに関する研究であり、観光学からのアプローチであることに特徴がある。産直提携に関する先行研究は多いものの、協同組合研究や女性のエンパワーメント面からの研究が多く、観光や交流からの視点は少ない。1990年代のグリーンツーリズム政策の開始以降、農山村を舞台とした観光についての研究が増加している。両者の仕組みや目的には共通することが多いため、本研究ではそれらの連続と共通項の検討を試みたこと、農山村や農業の持続可能な経営のための「都市農村協働」の重要性が改めて求められ、それを可能にするものに「交流」や「観光」を位置付けた点に、社会的意義があると考える。
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