研究課題/領域番号 |
16K02104
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
観光学
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研究機関 | 公益財団法人学習情報研究センター |
研究代表者 |
松本 慎二 公益財団法人学習情報研究センター, その他部局等, 研究員 (50454195)
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研究分担者 |
朝田 健治 サイバー大学, IT総合学部, 客員教授 (00465460)
内海 麻利 駒澤大学, 法学部, 教授 (60365533)
澤井 進 公益財団法人学習情報研究センター, その他部局等, その他 (60462933)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 観光学 / 世界遺産学 / 都市化と文化財保存政策 / デジタルアーカイブズ / 文化財保存と都市化 / 都市化と観光政策 / 文化的景観 / 日仏文化交流 / アルべール・カーン / 文化政策・文化財 / アルベール・カーン / 日露戦争 / 文化政策 / 文化財 / 世界遺産 |
研究成果の概要 |
「都市化と文化財の保存」政策の日仏比較基礎データベースの構築。日本に関係の深いフランス人銀行家アルベール・カーンの生涯に関する調査研究と、フランス政府により文化財に指定された同氏邸宅跡のアルベール・カーン資料館の資料紹介。膨大な静止画資料と数万フィートに及ぶ動画フィルムはカーンが生前に着手した地球文書館計画の成果であり、人物写真には渋沢秀雄、大隈重信、新渡戸稲造、姉崎正治などが含まれている。 文化遺産の保全と都市化に直面する行政の関係については市街地中心部に登録世界遺産を有するストラスブール、リヨン、ボルドーなどの地方大都市の担当者から聞き取り調査を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「アルベール・カーン」(1860~1940)に関する学問的研究は日本内外を問わずほとんどなされていない。フランス北東部、アルザスに生まれた彼はパリに赴き、刻苦勉励して銀行家となり、大きな成功を収めた。日清、日露戦役にあたっては日本政府発行の戦時国債を請負い、日本の戦勝に貢献した。銀行家として成功した後、地球文書館計画と世界周遊奨学金計画を実施、全世界に写真家を派遣し、各国の優秀な学徒に世界周遊の機会を与えた。カーン訪日の際は礼砲を持って歓迎された。 文化遺産の保存政策を都市化を調和させるかは21世紀の深刻な問題であり、解決のための基礎資料をデータベースかすべく、日仏地方大都市の例を調査している。
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