研究課題/領域番号 |
16K02109
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
オデイ ジョン 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (50534377)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | Philosophy of perception / Philosophy of mind / perception / 知覚哲学 / 西洋哲学 |
研究成果の概要 |
この研究は、「絵」がどのように知覚されるのかについての我々の理解を深めることを目的とした。「絵」を見ることはそれを2Dと3Dで同時に見ることである。平面(2D)を見るのと同時に描画オブジェクト(3D)を見るのである。これが脳の視覚系統でどのように可能になるかは、哲学者や心理学者にとって不思議なことである。この研究の結果、1)「絵」の知覚を可能にする「視覚」においてユニークな点は何か、そして 2)「絵」の知覚が知覚の恒常性について理解する時に、誤りをもたらしたかもしれない、という2点において深い理解を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
私たちの生活は「絵」に囲まれているにもかかわらず、「絵」の知覚のプロセスについてはほとんど知られていない。このことは驚くべきことである。視覚的知覚の研究の歴史において、視覚的知覚のもともとの感覚的形態は2D絵的画像であるとしばしば誤って仮定されてきた。今回の研究では、この間違いがどのように発生したのかを説明した。さらに、「絵」の知覚の基本的な要素を探求する際に、視覚的知覚と他の知覚の類似点と相違点に注目したことは、新らしい探求であった。
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