研究課題/領域番号 |
16K02117
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
秋元 ひろと 三重大学, 教育学部, 教授 (80242923)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | スアレス / デカルト / マルブランシュ / バークリ / ヒューム / 因果論 / スコラ学 / 機会因論 / 非物質論 / アリストテレス主義 / 形而上学 / ホッブズ / イギリス経験論 |
研究成果の概要 |
本研究においては,ロック,バークリ,ヒュームに代表されるイギリス経験論だけでなくデカルトやマルブランシュといった大陸合理論の哲学者たちの因果論に着目した。そして近世スラ学を代表するスアレスからヒュームに至る因果論の系譜をたどることを通じて,経験論と合理論という二つの立場を横断する思想の流れがあることを明らかにし,イギリス経験論の標準的な哲学史を書き換える必要性と可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
標準的な哲学史記述は,近世の哲学には大陸合理論とイギリス経験論という二つの流れがあり,両者を総合したのがカントだとする。これに対して本研究は,因果論に着目することによって,経験論と合理論という二つの立場を横断する思想の流れがあること,またそれがスコラ学という中世以来の哲学の伝統と連続的であることを明らかにし,従来の哲学史研究を刷新する可能性を示した。
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