研究課題/領域番号 |
16K02119
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 創価大学 (2020) 京都大学 (2016-2019) |
研究代表者 |
福谷 茂 創価大学, 文学研究科, 教授 (30144306)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | カント / 形而上学 / ヘノロジー / 純粋理性批判 / プラトン / シェリング / スピノザ / 近世哲学 / 西洋哲学 / 存在論 / ギリシア哲学 / 日本哲学史 |
研究成果の概要 |
ヘノロジー (一者論)という概念に対して独自の定義を下すことによって、近世哲学をその背景と文脈のもとに位置付け直し、それぞれの哲学者の発するメッセージを新しく捉える作業に従事した。得られた成果は西洋近世哲学史を体系的に捉える上でのカント哲学の重要性がヘノロジー の観点からも再確認されたこと、および西洋哲学史の中での「近世」という時代の特徴を古代および中世との対比において明らかにすることができたことである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果の学術的意義は、ヘノロジー という概念を導入することによって日本発の新哲学史像の可能性を提供したことである。また社会的意義は、ヘノロジー史観が形而上学的な性格のものであることを通して、西洋哲学のみならずインド哲学や中国哲学、大乗仏教に関しても同じ土俵で論じうる可能性を開いたことである。これはヘノロジー史観が近年関心が高まっている世界哲学史のためのツールとして働きうることにほかならない。
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