研究課題/領域番号 |
16K02126
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
|
研究機関 | 九州大学 (2019-2020) 熊本大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
大西 克智 九州大学, 人文科学研究院, 准教授 (60733996)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 意志 / 良心 / 自己意識 / 自由 / デカルト / モンテーニュ / 意図 / 『エセー』 / ソクラテス / 神学と哲学 / 自然と理性 / 自由意志 / 信と知 / 意識と良心 / アンセルムス / 宗教改革 / オッカム / 自然 / 『情念論』 / 自知 / 感情 / ライプニッツ / 運命と必然性 / 悪 / 原罪 |
研究成果の概要 |
本研究では、研究代表者が先立って構築した、意志と自由に関する西洋古代から近世にわたる系譜学(『意志と自由―一つの系譜学』知泉書館、2014年)を、深化・発展させるために必要な基盤を構築するための作業を遂行した。具体的には、(1)西洋中世から近世における神学と哲学の関係を明らかにすること、(2)自己意識と良心の関係を解きほぐすこと、(3)これらの底辺にある精神史の流れをダイレクトに反映しているミシェル・ド・モンテーニュ(1533-1592年)の主著『エセー』を分析すること、以上である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で取り上げた、西洋中世から近世における神学と哲学の関係、自己意識と良心の関係、そしてミシェル・ド・モンテーニュの『エセー』は、いずれも、まず学術レヴェルにおいて、死角の位置に置かれていたテーマであり、本研究にはそれらに新たな光を投げかけるという意義がある。また、とりわけ自己意識と良心の関係は、人間の倫理の根幹をなすものであり、それを解ほぐすことには学術界を超える社会的な意義がある。
|