研究課題/領域番号 |
16K02149
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
米虫 正巳 関西学院大学, 文学部, 教授 (10283706)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | フランス現象学 / ハイデガー / デリダ / ドゥルーズ / フーコー / 差異 / 真理 / 主体 / 時間 / 世界 / 物 / 有限性 / 感情 / 実践 / 出来事 / 限界 / 起源 / フランス現象学と西洋哲学史 / 現象学と科学認識論 |
研究成果の概要 |
現代フランス現象学を統一的に捉える視座を獲得するために日仏共同研究を行なった結果、その不可欠な背景としてのハイデガー哲学の重要性が確認された。現代フランス現象学の可能性を捉えるためには、ハイデガーとの関係の中でそれを位置づけることが不可避である。ハイデガーとの対決的解明を通してこそ、現代フランス現象学のみならず、デリダ、ドゥルーズ、フーコーなど現代フランス哲学の様々な可能性も開かれてきたし、現在も開かれつある。現代フランス現象学が前提としている西洋哲学史の伝統を再考することも、必然的にハイデガーとの関係を前提としなければならない。こうして哲学史上の諸々の概念について再考することも可能となる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在も進行中の現代フランス現象学に関して、本格的な日仏間での共同研究が行なわれてこなかったというこれまでの研究状況への反省に基づく本研究の意義は、フランスで現象学運動を現在担いつつある研究者たちと共に共同研究を行なうことによって、その可能性を統一的に捉えることのできる視座を獲得し、それをもとにしてフランス現象学の過去の成果を捉え返すと共に、現代フランス現象学の観点から哲学上の重要な諸概念を再考する点に存する。
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