研究課題/領域番号 |
16K02160
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国哲学・印度哲学・仏教学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
恩田 裕正 東海大学, 清水教養教育センター, 教授 (70307297)
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研究分担者 |
伊東 貴之 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (20251499)
林 文孝 立教大学, 文学部, 教授 (60263745)
松下 道信 皇學館大学, 文学部, 准教授 (90454454)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 中国哲学 / 周敦頤 / 朱熹 / 朱子語類 / 太極図説 / 通書 |
研究成果の概要 |
朱子学の基本文献である『朱子語類』において、思想的先人として重視された周敦頤の著作を論じた巻94「周子之書」篇訳注の精確な読み直しを通して、朱熹の思想体系における周敦頤『太極図説』『通書』の占める位置の再検討を行った。研究成果は、主に『朱子語類』巻94の訳注としてまとめており、読解に必要な重要概念や口語語彙の詳細な注及びそれに基づいた現代日本語による訳文の形で公刊されることになるため、他領域の専門家や一般読書人にも利用しやすいものとなっている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
『朱子語類』巻94「周子之書」篇を精読することによって、周敦頤と朱熹の思想が融合した旧来の周敦頤像から脱して『太極図(説)』『通書』に対する朱熹自身の解釈を析出し、それを明確に把握する基盤を形成することができた。 また、研究成果は、準備中のものも含めて、重要でありながら精確な読解が困難な文献を詳細な注と平易な日本語で翻訳して公表することを中心にしており、他領域の研究者のみならず一般の人々が普通に読むことができる文献として提供するものである。
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