研究課題/領域番号 |
16K02171
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国哲学・印度哲学・仏教学
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研究機関 | 大正大学 |
研究代表者 |
倉西 憲一 大正大学, 仏教学部, 非常勤講師 (90573709)
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研究分担者 |
SHAKYA Sudan 種智院大学, 人文学部, 准教授(移行) (60447117)
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研究協力者 |
房 貞蘭
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ネパール仏教写本 / ホジソンコレクション / アムリターナンダ / シクシャーサムッチャヤ / 研究ノートとしての写本 / 自加持 / 研究ノート / ネパール写本 / Tantrasadbhava / Krsnayamaritantra / Samvarodayatantra / Padmini / Pasupatinath / Siksasamuccaya / Mahacakravajri / 印度哲学 / 仏教学 / ネパール / 写本学 |
研究成果の概要 |
当該科研はネパールに所蔵されている仏教梵語写本に焦点を絞り、それらの作成時期・作成方法・作成理由等を、文献学的かつ文化学的な観点に基づいて、ネパールにおける写本文化を考察することにあった。そして、研究成果の一つとして、関連写本のデジタルデータから写本の資料情報(大きさ、字体、行数、作成背景など)を採取し、それらを分析することで、ネパールにおける仏教梵語写本の、特に作成理由(研究ノートとしての写本)の一端を解明することができた。 また、現地に赴き、個人所有の写本を中心に探索し、現在も残っている写本文化についても考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当該科研でおこなった研究は、梵語写本をめぐる文化を考察するというこれまでそれほどおこなわれてこなかった点を扱っており、印度学や仏教学といった関連学会だけでなく、文化人類学など他の学問分野にも貢献できるといえる。ネパールという一地域、仏教という一宗教に限定しているとはいえ、こうした写本という事象を総合的多角的に研究する試みはこれからの関連分野の研究に必要である。 また、近年発生したネパール大地震により、甚大な被害を被ったネパール文化を保全するための小さいながらも一助(個人所有写本のデジタルデータ化およびリスト化による保全)として、役に立つ成果を挙げることができた。
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