研究課題/領域番号 |
16K02172
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国哲学・印度哲学・仏教学
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研究機関 | 大正大学 |
研究代表者 |
平林 二郎 大正大学, 綜合仏教研究所, 研究員 (30724421)
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研究分担者 |
辛嶋 静志 創価大学, 付置研究所, 教授 (80221894)
長島 潤道 大正大学, 仏教学部, 専任講師 (40646220)
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研究協力者 |
名和 隆乾 大阪大学, 文学部, 特任講師 (20782741)
玉井 達士 創価大学, 国際仏教学高等研究所, 客員研究員
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 仏教学 / 古文書学 / サンスクリット写本 / ガンダーラ文化圏 / 中央アジア / ブラーフミー系文字 / 書体 / 国際情報交換 / ギルギット / 梵文写本 / ブラーフミー |
研究成果の概要 |
本プロジェクトでは主に大英図書館,ロシア科学アカデミー,インド国立公文書館に収蔵されているガンダーラ文化圏,および,中央アジアから出土したサンスクリット仏教写本について研究をおこなった.大英図書館の写本についてはヘルンレ・コレクション,ならびに,スタイン・コレクションの研究を進めた.ロシア科学アカデミーの写本については仏教文献断簡を解読・比定し,陀羅尼経典写本の翻字をおこなった.インド国立公文書館の写本については『アジタセーナ・ヴィヤーカラナ』,ならびに,『般若経』(第二巻)のカラー影印版を出版した.大英図書館・ロシア科学アカデミーの写本については研究叢書の次巻を出版する予定である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
かつて,大英図書館・ロシア科学アカデミー・インド国立公文書館に収蔵されているサンスクリット写本はアクセスが難しく一部の限られた研究者にしか使用されていなかった.それらの写本の一部については影印版が出版されているが,写本の画像はモノクロームであった. 本研究では写本のカラー影印版や,写本のローマ字転写テキストなどを研究成果として出版した.これによってモノクロームの画像ではわからない写本の文字の解読が可能となった.この他,本研究の研究成果によって,研究者のみならず,インド仏教に興味を有するものであれば誰でも一次資料の写本にアクセスすることが容易となった.
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