研究課題/領域番号 |
16K02176
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
宗教学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
江川 純一 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 助教 (40636693)
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研究分担者 |
山崎 亮 島根大学, 学術研究院人間科学系, 教授 (40191275)
久保田 浩 明治学院大学, 国際学部, 教授 (60434205)
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研究協力者 |
堀 雅彦
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 宗 教 学 学 問 史 / イ タ リ ア 宗 教 史 学 / ヴィーコ / ペッタッツォーニ / フ ラ ン ス 社 会 学 年 報 学 派 / ド イ ツ 宗 教 学 / 聖概念 / 神学と宗教学 / 宗教学学問史 / イタリア宗教史学 / フランス社会学年報学派 / ドイツ宗教学 / イタリア宗教史学派 / 『社会学年報』学派 / 宗教 / 宗教学 / 学問史 / スピリチュアリズム / アニミズム / 最高存在 |
研究成果の概要 |
イタリア、ドイツ、オーストリアの文書館・図書館での資料収集と研究会の継続により、19世紀中ごろから20世紀初めごろまでの「宗教学黎明期」について、以下の点を明らかにした。第一に、「宗教」より劣ったものとして捉えられていた「呪術」を人間にとって普遍的な現象として肯定的に捉えたのは、カトリック文化圏の宗教学者たちであったこと。次に、初期の宗教学者は、哲学を意識しつつ、それとの差異化を図る形で自らの学問を打ち出したということ。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
宗教学の生成期を再検討する本研究によって、「宗教」と「呪術」を区分した上で前者を肯定的なものとする思考がプロテスタンティズムに基づくものであり、近代の宗教学や社会人類学が両者の接続性を説いたことが明らかになった。これは「呪術」の普遍性という新たな視点に繋がる。 また、宗教学の流れと哲学の流れを合わせて考察することの意義を打ち出すことができた。
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