研究課題/領域番号 |
16K02185
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
宗教学
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研究機関 | 和光大学 |
研究代表者 |
松村 一男 和光大学, 表現学部, 教授 (70183952)
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研究分担者 |
大澤 千恵子 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (00761719)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 伝統的言語文化 / 教育 / 神話 / 昔話 / 小学校教育 / 国語教育 / 教材 / 学校 / 日本神話 / 歴史 / 小学校 / 国語 / 社会科 / 学校教育 / 神話教育 / 言語文化 |
研究成果の概要 |
小学校低学年の国語授業における伝統的言語文化の教え方について、現場教員から現状の問題点について意見を聞いた。それを受けて、教材の提示や教え方に工夫をした模擬授業を行った。教員からの反応は総じて好意的であった。本研究ではより広い展望を得る準備段階として、まず小学校低学年の国語教育に範囲を限定した調査を行ったが、小学生児童も成長し、その後は高校段階になると、古文では『古事記』神話に出会い、また日本史の授業では古代の資料として『古事記』や『日本書紀』に出会い、伝統的言語文化での記述をどのように理解するかという別の形での教育が必要となる。本研究ではそうしたより高学年での対応についても提言を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の伝統的言語文化である神話は戦前の教育における利用への反省から、学校教育において必要以上に避けられてきた。しかし近年、海外においても日本神話の翻訳が相次いで行われており日本文化の重要な要素として評価は高い。これからの日本人にとって神話そしてそれと深い関係を持つ昔話を教育に体系的に教えるべきという提言とともに、そうした教育を有効に行うために役立つと思われる具体的なモデルの提示を、小学校低学年の国語教育の実際の現場からの協力を受けつつ模擬授業において児童ならびに教員の意見を聞きつつ改善を行うというやり方を取って進めた。なお、こうした試みは小学校だけでなく、より上の教育においても必要であろう。
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