研究課題/領域番号 |
16K02189
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
宗教学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
佐々 充昭 立命館大学, 文学部, 教授 (50411137)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 大本教 / 道院・紅卍字会 / 出口王仁三郎 / 内田良平 / 人類愛善会 / 朝鮮新宗教 / 檀君系教団 / 宗教連合運動 / 林出賢次郎 / 尹徳栄 / 朝鮮道院 / 檀君教(大イ宗教) / 満洲事変 / 出口日出麿 / 趙欣伯 / 万教同根 / 満州国 / 普天教 / 檀君教 / 大イ宗教 / 池雲英 / 甑山教 / 玄洋社 / 朝鮮の新宗教 / 道院・紅卍字会 / アジア主義 |
研究成果の概要 |
本研究では、戦前期の東アジアにおいて、日本の大本教と中国の道院・紅卍字会と朝鮮の新宗教団体との間で推進された宗教連合運動の実態について解明した。大本教と道院・紅卍字会の提携における林出賢次郎の役割、内田良平と出口王仁三郎による皇道宣揚運動、満洲国独立における大本教の関与、1934年人類愛善会朝鮮支部の設立、1935年京城に設立された朝鮮道院、大本教と朝鮮の檀君系教団との関係など、従来の研究で論じられてこなかった新たな事実を発見し、学会報告や論文などを通じて公開した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、大本教が戦前期に道院・紅卍字会と推進した宗教連合運動を「大アジア主義」の宗教的次元における実践と捉え、東アジアの新宗教団体のみによる宗教連合運動は、アジア地域のブロック化に同調する危険性があることを問題提起した。戦前期の東アジアにおいて実際に行われた宗教連合運動の問題点を批判的な観点から検証する本研究は、現代東アジアにおける「宗教間対話」や「宗教協力」の在り方を考える上で大きな意義を持つと考えられる。
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