研究課題/領域番号 |
16K02191
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
宗教学
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
宮本 要太郎 関西大学, 文学部, 教授 (10312779)
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研究分担者 |
金子 昭 天理大学, おやさと研究所, 教授 (90214452)
白波瀬 達也 桃山学院大学, 社会学部, 准教授 (40612924)
村島 健司 関西大学, 人権問題研究室, 研究員 (60707511)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 宗教者の伴走型支援 / 宗教の社会貢献 / 宗教的ケア / 無縁社会 / ライフストーリー / 東アジア / 社会的孤立者に対する宗教者の伴走型支援活動 / 宗教の公共性 / 宗教学 |
研究成果の概要 |
近年、東アジア各地において、教団宗教の枠組みを超えて、精神的なつながり(スピリチュアル・ネットワーキング)をもとに「共生社会」を活性化しようとする試みが新たに生み出されてきている。本研究は、対象を日本からさらに東アジア全体に広げることで、より包括的な視点で新しい宗教的「縁」の創造の可能性を探った。 さらに、宗教者たちが個別に取り組んでいる社会活動/社会貢献に関して、それらの活動のネットワーキング構築に積極的にかかわることで、諸活動の活性化をはかるとともに、これらの活動に研究者が主体的に連帯するアクション・リサーチとしての実験的試みにも積極的に取り組み、一定の成果を挙げた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本科研の特色は、主として宮本(宗教学)および金子(倫理学)が担当した思想的探究と、宗教社会学を専門とする白波瀬・中西・村島が担った宗教者による社会実践現場の調査・分析が、相乗効果を発揮するよう、協働で研究を進めてきた点にある。その協働の主たる場は、一般にも開かれていて宗教者も参画する「支縁のまちネットワーク」というオープンダイアローグの場でもあった。そのことが、宗教に対してできるだけ客観的・分析的なスタンスをとろうとする研究者(白波瀬・村島・中西)と、研究者であると同時に宗教者でもあるメンバー(宮本・金子・渡辺)のコラボレーションを可能にし、研究成果を社会に還元しやすくしたと言えよう。
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