研究課題/領域番号 |
16K02198
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
高橋 章則 東北大学, 文学研究科, 教授 (10187990)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 狂歌 / 近世後期 / 地域 / 文化 / 連 / 地域文化 / 享受 / 「知」的資源 / 江戸時代 |
研究成果の概要 |
江戸時代の地域文化を考察の有効史料として「狂歌」を取り上げ、研究成果を史料が好条件で所蔵される欧州の機関と共有することを課題とした。「狂歌」の史料性を重視したのは、①「狂歌」が幅広い教養の上に立って作成され、②作者たちが全国的なネットワーク(連)を通じて地域に多用な人的・物的資源をもたらし、③その痕跡が諸種出版物の上に現れ、④狂歌作者自身と末裔たちが江戸期の「知」的資源をもとに近代の地域文化の担い手となった、と見られるからである。 多岐にわたる「狂歌」史料の文化的な意義の認知度を高め、海外の所蔵先等と広く意義・活用法を共有し、日本文化研究の新局面が創出する点に研究意義がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究の期間中は、学術的な指針を得ることが可能な地域を選択し調査に赴き、得られた史料の概括的な整理と必要な基本文献の整備に努めた。その主たる調査は甲府市・上越市で行い、基本史料の確保は国文学研究資料館を中心に行い、研究報告を兼ねた講演を仙台市(東北大学東北アジア研究センター)・上越市(三和区神田富永邸)などで行った。 また、研究の開示と今後の共同調査(書籍目録作成を含む)を前提とした打ち合わせを山東大学(中国)との間で持つなどして、狂歌人の遺した多岐にわたる「狂歌」史料の文化的な意義の認知度を高め、海外の所蔵先等と広く意義・活用法を共有し、日本文化研究の新局面を創出した。
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