研究課題/領域番号 |
16K02215
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
土橋 茂樹 中央大学, 文学部, 教授 (80207399)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ギリシア教父 / プラトン主義 / 神化 / 徳 / 「神に似ること」 / 神に似ること / 「神」概念 / 古代ギリシア / プラトン / プロティノス / 思想史 / 哲学 / 宗教学 |
研究成果の概要 |
プラトンの主要対話篇で主題化され、その後、古代末期から中世初期にまで継承された、「神に似ること」を人間本性の完成とみなすプラトン主義的な伝統が、初期キリスト教思想にどのような影響を与え、いかなる変容を被ったかを、主要文献に即して検証・考察し得たこと、また、先行研究を通史的かつ領域横断的に再考し、「神に似ること」というギリシア的理念が「キリストに倣うこと」(imitatio Christi)という新たなパラダイムへと変容しつつも併存していく力動的な経緯を詳細に跡づけられたこと、さらにそれらの成果の一部を既に公刊し得たこと、以上が本研究の主たる成果である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ギリシア教父たちによる古代ギリシア哲学の受容史という観点から、「神に似ること」というプラトン主義的伝統が東方キリスト教的文脈においてどのように変容・展開されてきたかという今まであまり語られることのなかったもう一つの思想史の系譜が、キリスト教信仰において極めて重要な課題である「キリストに倣うこと」という神学的な概念との比較考察を介して、具体的に文献学的に跡づけられ、神への超越の志向と隣人愛による社会実践の志向の総合的展開として解明された点が、本研究の最大の特徴であり、思想史研究上の意義である。
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