研究課題/領域番号 |
16K02225
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 鹿児島純心女子短期大学 |
研究代表者 |
佐々木 亘 鹿児島純心女子短期大学, その他部局等, 教授 (40211940)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 正義論 / ケイパビリティ・アプローチ / トマス・アクィナス / カンタベリーのアンセルムス / パドヴァのマルシリウス / ウイリアム・オッカム / アマルティア・セン / マーサ・ヌスバウム / 自然法論 / イングリッド・ロビンズ / スコラ哲学 / アクィナス / アンセルムス / マルシリウス / ヌスバウム / セン / アベラルドゥス / オッカム / 思想史 / 哲学 / 倫理学 / 西洋古典 / 政治学 |
研究成果の概要 |
トマス・アクィナス以前としては,カンタベリーのアンセルムスとアクィナスの比較研究を主に日本カトリック神学会で行い,学会誌を含む4本の論文を作成することができた。 アクィナス以後の分野は,後期スコラと現代正義論に分かれる。後期スコラでは,パドヴァのマルシリウスとウイリアム・オッカムについて,それぞれ論文を1本作成した。 現代正義論では,アマルティア・センとマーサ・ヌスバウムのケイパビリティ・アプローチに関する研究を主に経済社会学会で行い,学会誌を含む5本の論文を作成することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
正義論に関して、中世の思想史的な意味だけではなく、ケイパビリティ・アプローチという、現代においておそらく最も注目されている分野にまで踏み込むことができたことには、思想史的にも、現代的にも、大きな学術的・社会的意義が認められよう。「何が正しいか」を明らかにすることは、個人の生き方にとっても、社会のあり方にとっても、きわめて重要な意味を有している。特に、アクィナスの正義論は共同善への秩序のうえに成立しており、そこに現代的な可能性が認められる。
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