研究課題/領域番号 |
16K02241
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・芸術諸学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
梅林 郁子 鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 准教授 (10406324)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | フリードリヒ・エックシュタイン / アントン・ブルックナー / フーゴー・ヴォルフ / 音楽愛好家 / 音楽理論 / ユダヤ人 / 音楽学 |
研究成果の概要 |
本研究では、19世紀のウィーンにおいて、ユダヤ人企業経営者で音楽愛好家のフリードリヒ・エックシュタインが、作曲者であるアントン・ブルックナーとフーゴー・ヴォルフに対し、彼らの作品を後世に残すために行った貢献の具体的な活動を明らかにした。エックシュタインは彼らに様々な形で支援を行って、生活や創作活動を直接に援助している。また、特にブルックナーから学んだ音楽理論の内容を書き残すにあたっては、ブルックナーに至る音楽理論史を論じることで、その歴史的な位置付けを明確にしようと努力したのである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、19世紀ウィーンにおける音楽愛好家の活動を具体的な事例から検討することで、作曲者が主で、愛好家が従なのではなく、双方が異なる立場から当時の音楽文化を共に創り上げたという考えにより、音楽愛好家が当時の音楽の発展に果たした役割を明確にすることができた。また、愛好家側の資料を考察することで、ブルックナーの音楽理論研究と、ヴォルフの人物像、並びに書簡内容研究の充実を図ることができた。
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