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障害の「美学」における創造的な場の生成と文化的背景に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K02248
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 美学・芸術諸学
研究機関東日本国際大学

研究代表者

田中 みわ子  東日本国際大学, 健康福祉学部, 准教授 (10581093)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード障害 / 障害の美学 / 身体 / アート / 即興 / アール・ディフェランシエ / 障害学 / 芸術 / 表現 / 美学 / 中動態 / 身体表現 / アール・ブリュット / 芸術実践 / 障害者アート / アウトサイダー・アート / 知的障害 / 障害美学
研究成果の概要

本研究は、ベルギーの知的障害者の団体クレアムの提唱した「アール・ディフェランシエ」を事例とすることによって、障害者の芸術表現における美学が、表現の創造現場における人々の相互関係性の中から創出されていること、そしてそのような創造的な場が形成される文化的背景には、障害者アートの潮流との関連性があることを考察したものである。主に欧米を中心とする障害者アートの潮流において、障害の美学は、障害の経験から生まれる美の表現(形態の美学)に見出されてきたが、クレアムにおいては、創造性それ自体を即興表現によって体現するところに美学が見出される(即興の美学)ことも明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果により、障害学において英米を中心として論じられてきた障害者アートの潮流と、美術史など芸術分野において論じられてきた「アール・ブリュット」「アウトサイダー・アート」の潮流を相対化し、関連づけていくことが可能となる。障害者アートが盛んに実践されるようになった現在、ベルギーのクレアムにおける芸術実践を考察の中心に据えてた本研究は、障害者の芸術表現を芸術文化研究に位置づけ、再評価を促すものである。

報告書

(5件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2017 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] ゲイジュツ ソウゾウ ノ アタラシイ カタチ ヲ カンガエル ショウガイシャ アート ノ ジッセン ヲ メグッテ 2016ネンド キョウヨウ ブンカ ケンキュウジョ シュサイ コウカイ シンポジウム ホウコク2017

    • 著者名/発表者名
      田中みわ子
    • 雑誌名

      駿河台大学論叢

      巻: 54 ページ: 175-192

    • DOI

      10.15004/00001717

    • NAID

      120006334599

    • URL

      http://id.nii.ac.jp/1307/00001717/

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] 身体表現にみる眼差しのダイナミクス2017

    • 著者名/発表者名
      田中みわ子
    • 学会等名
      科学研究費補助金事業「新学術領域研究」「トランスカルチャー状況下における顔身体学の構築」第2回シンポジウム
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 創造性はどこに生まれるのか?―ベルギーの知的障害者による芸術団体クレアムの実践から2016

    • 著者名/発表者名
      田中みわ子
    • 学会等名
      駿河台大学教養文化研究所公開シンポジウム
    • 発表場所
      駿河台大学
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 招待講演

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-02-19  

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