研究課題/領域番号 |
16K02253
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・芸術諸学
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研究機関 | 武蔵野美術大学 |
研究代表者 |
牧野 良三 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (80120872)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 舞台美術から見たオペラの変遷 / オペラの劇構造 / オペラの空間構造 / 日本のオペラ受容の変遷 / オペラ作品の劇構造 / オペラ作品の空間構造 / 日本のオペラ受容の変遷の視覚化 / ドラマとしてのオペラ作品の分析 / 上演記録の視覚化 / 分類と解析 / 芸術諸学 |
研究成果の概要 |
本研究の起点となる戦後日本のオペラ上演に関するデータ分析では、オペラという外来文化が、いかにして日本の文化風土に移入されたか、という実態を明らかにするものであるが、その際行った分析結果の視覚化によって、日本のオペラ受容の形を裏付ける充分な視覚資料が得られた。これに加え、戦後日本のオペラ美術を牽引した一人である三林亮太郎氏の作品を軸に、データ分析で収集した資料を時系列に対照させ、舞台美術から見たオペラ受容の変遷を俯瞰する視覚資料の作成と考察を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
オペラ上演記録の分析とそれに伴う可視化の結果、今まで見えにくかったオペラ文化の移入の実態と外来文化に対する日本特有の文化風土の特徴を明らかにしたことで、戦後の日本のオペラ文化史的な研究に寄与する視覚資料となることが期待される。この分析作業を起点にした劇(物語)構造及び劇空間の分析と考察では、舞台美術という造形的側面からオペラ受容の実態が明らかになり、受容の変遷が概観できる視覚資料として舞台美術から見たオペラ研究の第一歩となり、我が国の先行するオペラ研究(音楽的、演出的研究)と相まって、より総合的なオペラ研究が可能となった。
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