研究課題/領域番号 |
16K02255
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・芸術諸学
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研究機関 | 東京工芸大学 |
研究代表者 |
平山 敬二 東京工芸大学, 芸術学部, 名誉教授 (50189867)
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研究分担者 |
長澤 麻子 立命館大学, 文学部, 教授 (30611628)
加藤 泰史 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (90183780)
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研究協力者 |
阿部 美由起
高畑 祐人
府川 純一郎
高木 駿
鈴木 賢子
圓井 義典
吉田 幸司
横山 陸
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 自然美学 / 環境美学 / エコロジー的自然美学 / G..ベーメ / M.ゼール / W.ヘンクマン / 和辻哲郎 / 環境倫理学 / ゲルノート・ベーメ / エコロジー美学 / 自然美論 / 現代ドイツ美学 / ドイツ哲学 / 風土論 / マルティン・ゼール / ヴォルフハルト・ヘンクマン / 哲学的自然美論 / 自然保全 / ドイツ系自然美学 / 美学 / 現代思想 |
研究成果の概要 |
近代における伝統的自然美学は、人間と自然とを対立的にとらえ、自然を人間と対峙するものととらえる傾向が強いが、現代の環境美学においては、自然を人間の生活空間としてとらえる視点がその基礎として要請されている。自然を支配し利用することをその主要目的とする近代文明の基本的なあり方を超えて、自然と人間とが調和して生きていくことを可能とする未来的な文明の確立のためには、エコロジー的観点からの自然美学の確立が必要である。現代における自然美学をめぐる問題の哲学的基礎付けのためには、その様な意味でも、東洋的自然観と西洋的自然観の新たな総合の上にその展望を切り開いていくことが必要であるとの認識に至った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代ドイツにおける自然美学研究を基に、ドイツ人研究者と日本人研究者との共同研究により、従来の日本における環境美学研究の枠組みを超える新たな環境美学研究の可能性を探求することができた。特にG.ベーメ氏(ダルムシュタット工科大学)との直接の研究交流により、エコロジー的自然美学についての本格的な研究基盤を獲得することができたことは、日本における今後の環境美学・自然美学研究にとって大いに資するものであると言える。
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