研究課題/領域番号 |
16K02271
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美術史
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研究機関 | 京都市立芸術大学 |
研究代表者 |
竹浪 遠 京都市立芸術大学, 美術学部/美術研究科, 准教授 (70463445)
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研究協力者 |
呉 孟晋
植松 瑞希
西尾 歩
苫名 悠
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 北宋 / 文人 / 士大夫 / 絵画 / 詩文集 / 中国絵画史 / 宋時代 / 文人士大夫 / 絵画関連資料 / 四庫全書 |
研究成果の概要 |
中国史において宋代(960~1279)は、近世への重要な転換点と言われている。絵画史においても、水墨技法の発達、山水画や花鳥画の高度な写実性の獲得、文人画の確立などが起こり、以後の中国絵画史の流れを決定づける働きをした。このような重要な時期でありながら、約1千年~700年前という時間的な経過のため、不明な事象は数多く、課題が山積している。本研究はこの状況を打開するために、国内外の貴重な現存作品の調査に加え、豊富に残る当時の文人士大夫たちの詩文集に注目し、そこに散在する絵画を中心とする美術関連の記述を抽出し一覧表に整理した。そして、作品、文献両面の調査結果を活かし、論文と報告書を執筆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中国絵画は、世界の芸術史の中でも有数の歴史をもち、多彩な表現を生み出してきた。その重要な転換点である宋時代の絵画が、どのように描かれ、鑑賞、収蔵され、それらへ当時の人々がどのような思いを抱いたのかについて理解するため、作品の調査と文献資料の探索を行った。この時代の絵画は、水墨画、山水画、花鳥画、文人画などの様々な面から、その後の古典となるとともに、日本絵画にも大きな影響を与えてきた。本研究は今後の中国絵画史の研究を促進するだけでなく、日本美術の研究にも豊富な資料を提供するものである。
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