研究課題/領域番号 |
16K02273
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美術史
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
加治屋 健司 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (70453214)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | イギリス美術 / アメリカ美術 / 抽象絵画 / カラーフィールド絵画 / セント・アイヴズ派 / 美術史 / 西洋美術史 |
研究成果の概要 |
1950年代から1960年代にかけてのイギリスのカラーフィールド絵画の文化的背景を考察した。そのために、ロビン・デニー、リチャード・スミス、ジョン・ホイランドの3名のカラーフィールド画家に焦点を当てて、先行世代であるセント・アイヴズ派の抽象絵画やアメリカ現代絵画との関係を調査した。イギリスのカラーフィールド画家は、セント・アイヴズ派の抽象画家と異なり、主として展覧会を通して、抽象表現主義を始めとするアメリカの現代美術の展覧会に示唆を得て、作品の形式的な側面を重視しつつ展開したことが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、イギリスのカラーフィールド絵画を抽象絵画の国際的な展開の中に位置付けることで、1960年代イギリス美術の重要な局面を明らかにするものである。戦後イギリス美術史を修正して、現代美術の複数的な歴史を明らかにしつつ、現代美術がグローバル化する中でイギリス美術が果たした役割を明らかにする点に意義がある。
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