研究課題/領域番号 |
16K02299
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
清水 知子 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (00334847)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 動物 / 芸術 / 生資本 / 生政治 / デジタル社会 / エコロジー / 環境 / 自然 / テクノロジー / 現代アート / コミュニティ / 博物学 / 映像 / 表象 |
研究成果の概要 |
本研究は、芸術と環境、人間と動物の関係が科学技術の進展とともにいかに変容したのかを哲学、人類学、社会学、自然科学の知見を横断しながら明らかにするものである。グローバルに生態環境が変容するなかで各国の研究機関、研究者と連携しながら学際的な研究として展開させることを目指した。その成果として、現代アートにおける動物の表象とそのイメージが歴史的にどのように変化してきたのかを政治的、文化的な背景から再考し、また国内及び海外のアーティストらが具体的にどのような作品を生産し、それがどう受け容れられているのかを考察した。資料調査、インタビュー調査を行い、バイオアートの展開と生資本主義との関係を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
デジタル・テクノロジー、生命科学、生命工学、バイオアート、思弁的実在論をはじめとする様々な分野の研究の進歩により、もはや「生」、「生命」は単純に「自然」、あるいは「生物学的」なものとして考えることは不可能になっている。本研究を通じて、ロージ・ブライドッティのポストヒューマンをめぐる理論、ダナ・ハラウェイのクトゥルー新世をめぐる議論を再考し、生資本主義と生命についてバイオアート及びスペキュラティブ・アートと呼ばれる領野で展開している事象の可能性と陥穽を検証した。またいわゆる人新世と言われる現代社会において、人間の意識や解釈とは関係なく存在する人間ならざるものとの相関性を考えていく必要を示した。
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